2010年3月24日水曜日

壬生義士伝



 「壬生義士伝」上・下巻、浅田次郎、文春文庫、2002.9.10、7:30PM読了。一昨日から読み始めて、久し振りに一心不乱に読んだ。吉村寛一郎と長男の吉村嘉一郎の悲運に涙せずにいられなかった。救いは長女みつと次男の吉村寛一郎が幸せな御一新の時代を生きていくと言うことだが、様々な人の様々な人生が交錯した維新前後このような人生もあり得ただろうと納得する他はない。それにしても遣り切れない・・・
 連続テレビドラマでは渡辺謙、映画では中井貴一が吉村貫一郎役をやったとのことだ。小説のイメージからいけば中井貴一だが、イメージより骨太な渡辺謙がどのように演じたか観て見たい、只、テレビドラマのサブタイトルが「新撰組で一番強かった男」となっているので小説の主題とはチョッとずれているような気がする。

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