2010年10月5日火曜日

モントルー・ジャズ・フェスティバル


 イタリア・コモ在住の建築家、加藤公康さんが今年のモントルー・ジャズ・フェスティバルに行かれたとの事。私も一度モントルー・ジャズ・フェスティバルには行ってみたいなと思っております。
 私が去年まで働いていた会社にはコモにオフィスがあり、毎年のように行っていたので、わざわざ行かなくとも、そのうち行けるだろうと軽く考えていたのですが、いざ退社してみると、やっぱりスイスは遠くて、なかなか重い腰が上らないものです。
 私の部屋には「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エバンス」のLPが飾ってあります。レコード・プレイヤーはもう、とっくに無くなってしまったのですが、このLPは私の大好きな先輩だった故笠井勝彦さんの遺品なんです。笠井さんは生前、「向ケ丘遊園駅」のそばでジャズ・バー「ミンク」をやっていた事があって、その時3000枚位のLPレコードがあり、毎週土曜日になると近所のジャズ好きが集まり、プロもアマチュアもゴッタになってジャム・セッションをやっていたものでした。
 そんな笠井さんが亡くなった時、遺品を整理していた奥さんが、3000枚のLPを持って行ってくれないかと言われたのでしたが、その時はもうCD時代になっていて、レコード・プレイヤーも有りませんでしたし、そんな大量のLPレコードを置く場所もありませんでしたので、じゃあ、1枚だけ頂きますと言って、貰って来たのがこの「モントルー・ジャズ・フェスティバルのビル・エバンス」だったのです。
 「モントルー・ジャズ・フェスティバル」と聞くと、間接的にですが、生前の笠井さんを懐かしく思い出訳なんです。

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